自分で使うためや賃貸で利益をつくるためといった理由から、空き家のリフォーム・リノベーションを検討する方が少しずつ増えてきました。「古い空き家を所有し続けることにより、固定資産税が高くなってしまうのでは?」と不安に思う方も多くいらっしゃるでしょう。そこで今回は、空き家のリフォーム・リノベーションのメリットとデメリットについてご紹介します。
■空き家の実態とは?
現在、日本には多くの空き家が存在しています。そのうち駅から1km以内にあり、簡易的な手入れにより活用可能な古民家は48万戸もあるとされているのです。このような古民家が放置され、いずれは朽ち果てて解体されてしまうのは、とても残念なことといわざるをえません。
そもそも、なぜ空き家が発生してしまうのでしょうか?
その原因の多くは、空き家となった住宅を取得した経緯にあります。国土交通省の調査では、所有者の50%以上が「相続によって取得した」と回答しているのです。つまり、自分から望んで家を手に入れたわけではありません。しかも、約1/4は遠隔地に居住しており、使用が現実的ではないのです。
参照:https://www.mlit.go.jp/common/001172930.pdf
また、空き家のままにしておく理由として「解体費用をかけたくないから」「物置として必要だから」と回答した方が約40%もいます。実際のところ、可能なら手放したいけれど、さまざまな理由でできない方が多いのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが、空き家をリノベーションして生まれ変わらせ、使用もしくは売却・レンタルする方法です。今回は、古民家リノベーションのメリットや注意点を解説します。
■古民家をリノベーションするメリット
古民家のリノベーションには、1から家を建てる場合よりも優れている点があります。主なメリットは以下の2つです。
1:現代的な家が作れ、資源保護にもなる
リノベーションの大きなメリットは、古民家の基礎や骨組みを使いつつ、現代的な機能を取り入れられることです。「古い家だし、1から作った方が早いのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。なぜなら、保存状態のいい古民家の基礎や骨組みは、非常にしっかりしているからです。
多くの場合、古民家の柱や梁にはケヤキやヒノキといった木材が使われています。ケヤキは800年、ヒノキは1200年も強度を保つといわれており、腐食したり亀裂が入ったりしていなければ、そのまま使用することが可能です。さらに、現代的な耐震補強や断熱工事、給排水管工事を施してあげれば、十分安全で快適な家が作れるでしょう。
また、こういった柱や梁は現在では入手困難で、それ自体に価値があります。歴史ある建物や資源の保護という点でも、古民家のリノベーションは有効なのです。このように、基礎と骨組みだけをそのまま利用する方法を「スケルトンリフォーム」といいます。
2:昔ながらの趣を残した居住区間を実現できる
昔ながらの住まいならではの、古きよき日本の趣があるのが、古民家の魅力です。家を支える柱や梁がむき出しになっていることも多く、年数を経て独特の色味や質感を持つようになった太い木を生かすことで、リノベーション後も和の風情を演出しやすくなります。吹き抜け・土間・縁側といった、古民家ならではの味わい深い空間を残すといいでしょう。
■古民家リノベーションは予算に合わせて行おう
古民家のリノベーションは、新築に比べて費用がかからないというイメージをお持ちの方が多いと思われます。それは間違いではありませんが、予想よりも費用がかかってしまったというケースも少なくありません。優先的に実現したい内容を整理した上で、費用対策を考える必要があります。
特に重要なのが、そのまま活かせる物はなるべく残すことです。古民家の再生はスケルトンリフォームが基本になりますが、既存の梁や柱以外にも使えそうなものがあれば、残しておくに越したことはありません。
そのほかにも家の劣化具合や建材のグレード、水回り設備の状態によっても費用は変動します。また全国区の大手リフォーム会社に比べ、地方の工務店の方が安いのが一般的です。地元の専門業者に相談して上記のポイントをチェックし、必要な工事と不要な工事を見極め、予算に合わせてリノベーションプランを決定していきましょう。
■SCOMOは東京でトップレベルのお洒落なリノベーション会社です。
東京都練馬区に拠点を構えるSCOMOでは、リノベーションを通じて多くのお客様を笑顔にすることを目標にしています。古くなった建物をただ修繕するのではなく、プラスアルファの価値を与えて生まれ変わらせるのが弊社の真骨頂です。豊富な経験をもとに、お客様のご要望に応じた提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
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